温泉は昭和23年7月10日公布、同年8月9日施行された「温泉法」により「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)と規定されています。温度又は物質も地中から湧出する際の温度が25度以上・1kg中に、ガス性のものを除く溶存物質を1000mg以上を含有・1kg中に、遊離炭素、リチウムイオン、メタほう酸など温泉法で指定された18種の物質一つ以上について、それぞれ設定された基準値以上を含有と定められています。
温泉の種類も多種多様です。
・単純温泉 肌に対する刺激が少ない。神経痛・肩こり・腰痛・疲労など万病に効くといわれる。
・二酸化炭素泉 皮膚や粘膜などの毛細血管が広がり、心臓に負担がかからずに血行を促進する。高血圧・胃腸病によい。
・アルカリ性単純泉 しっとりとした肌になり美人の湯ともいわれる。リウマチ・糖尿病・神経痛・ストレス回復など。
・硫黄泉 卵が腐ったような匂い。美肌効果・解毒作用がある。
・ラジウム泉 尿酸を尿から排出するため痛風の湯ともいわれる。糖尿病・循環器障害・婦人病・胆石など万病に効く。
その他、塩化物泉・重曹泉・鉄泉・明礬泉など多くの種類があります。
温泉に入るときの注意としては、食事直後の入浴を避け、十分にかけ湯をするなどあります。また、体の状態のよっては避けた方が良い泉質もありますので、よく確かめて入浴して下さい。家族や友達と自然にふれあい、心とからだを癒す温泉旅行に出かけてみませんか。